2016年12月27日火曜日

4回生の想い〜Vol.1

【4回生の想い〜Vol.1】

 こんにちは.先日12/17に第54回定期演奏会を行いました.これを持って4回生は卒団となります.今号では部長,副部長,正指揮者(チーフコンダクター)からのメッセージを載せます.長文ではありますが,4年間やりきった4回生の想いをご覧ください.

▶︎部長-部長としての1年間
 2016 年度神戸大学混声合唱団アポロンの部長を務めておりました、65期ベースの藤下嶺と申します。
 私たち神戸大学混声合唱団アポロンは去る12月17日に西宮市民会館アミティホールにて第54回定期演奏会を開催いたしました。OBOGの皆様を含め当日は多数のお客様にご来場下さり大変光栄に思います。
 我々はこの定期演奏会の成功を1年間の目標としてこれまで活動行って参りました。その成果である、今年一番に想いのこもった演奏を、この1年間様々な経験を培ってきたものを皆様の前で存分に披露できましたことを心より嬉しく思います。この演奏会が開催できましたのも、顧問の大田美佐子先生、名誉顧問の斉田好男先生など様々なご指導いただきました諸先生方、OBOGの皆様、アポロンがお世話になりました全ての皆様の温かいご支援の賜物であります。団員を代表して感謝申し上げます。
 2016年の1年間を考えてみますと、今年は例年以上に演奏の機会を沢山設けることが出来ました。と言いますのも、今年度運営系の方針として、「演奏依頼は積極的に引き受ける」ことと「団員一人一人が楽しむ」ことを行ってきたからであります。先の定期演奏会別冊パンフレット"Dolce"にも記載してありますが、例えば例年の灘区コーラスフェスティバルや住之江公民館への訪問演奏に加えフィリピン合唱指揮者協会理事長のジョナサン・ヴェラスコ先生による講習会のモデル合唱団、ホテル宴会場でのフラッシュモブ、老眼大学という神戸市の生涯学習活動でのゲスト公演等普段と異なる客層、距離感で演奏を披露することができ、団としてこれからの活動の幅も広がりましたし、何より団員にとってとても良い経験になったのではないかと思います。その効果あってか、定期演奏会直前に数人の団員に尋ねても、「緊張していない」「楽しみ」といった前向きな発言しか出てこなく、団員の1年間の充実感と成長を感じとることができ、部長としてこの上ない喜びを感じました。
 改めて、本年度アポロンの活動を応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。これからも神戸大学混声合唱団アポロンはさらなる飛躍を遂げ、より素晴らしい演奏を皆様にお届けしてくれることだろうと確信しております。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
神戸大学混声合唱団アポロン
第65代部長
藤下嶺

▶︎副部長-最後の演奏会を終えて
 こんにちは、65期ソプラノの高橋綾香と申します。2016年度の副部長を務めさせていただきました。
 先日は、わたしたちアポロンの定期演奏会にご来場くださり誠にありがとうございました。
 定期演奏会は一年間かけて作り上げてきたものを披露する場でありますが、わたしたち四回生にとっては四年間のアポロン生活の集大成となるものでもあります。わたし個人的にはこんなに満足感を持って終えられた演奏会は、四年の合唱人生で初めてでした。できることは全てやってきたという自信を持って、本番の一瞬一瞬を楽しむことができました。
 今回わたしは、第四ステージの技術系をさせていただいたこともあり、歌って練習することももちろんですが頭で考えるということをとてもたくさんしてきたように思います。理解が及ばなかったり力不足を感じたりして悔しい思いをすることも多くありましたが、追及するのをやめなかったことで残るものがあったと思っています。上西先生のご指導を受けられてよかったです。また、一緒に良いものを作るために取り組んできたメンバーへの感謝も、とても大きいものになりました。
 定期演奏会を終えて卒団した今、振り返ってみて、多くの先生方、先輩方、同期はじめ現役メンバーの皆と、人に恵まれた四年間だったと心から感じます。大学のときにこのように充実した時間を過ごせたことをこれからの糧にしていきたいです。
 最後になりますが、アポロンに関わってくださっている全ての方に改めて感謝とお礼を申し上げます。これからもアポロンをどうぞよろしくお願いいたします。
65期ソプラノ 高橋綾香

▶︎正指揮者-学生最後の指揮
 こんにちは。
 2016年度チーフコンダクターを務めておりました、大谷洋太です。
 第54回定期演奏会には多くのお客様にご来場いただき、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 振り返ってみますと、今年の定期演奏会では様々な音色をお楽しみいただけたのではないかと思います。第四ステージでは客演指揮に上西一郎先生をお招きし、「ドイツロマン派の合唱音楽」と題しまして、歴史に名を刻む大作曲家たちの作品をお届けしました。上西先生の練習では非常に学ぶことが多く、これからのアポロンの音楽作りの礎になったのではないかと思います。
 一年を通して取り組んできた三善晃作曲の「嫁ぐ娘に」ですが、各方面の方々からお褒めの言葉をいただき、チーフコンダクターとしては「一生懸命やってきてよかったなあ」という気持ちです。曲を決定した当初は内外を問わず、「大学生が歌うのはまだ早いのではないか」という声もあったのですが、最終的には三善先生の音楽、世界を作り出すことができたかと思います。特に終曲の「5.かどで」は私にとっても思い入れが強い曲であり、本番ではまさしく思い描いていた音楽をすることができ、指揮者としてこの上ない幸福でした。
 定期演奏会を終え、後輩たちは活動を始めています。これからはOBとして、現役の活動を温かく見守っていきたいと思います。
 皆さまにおかれましては、引き続きアポロンの活動へのご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます。
神戸大学混声合唱団アポロン
第65代チーフコンダクター
大谷洋太

 年明け1月には今年度の決算部会があります.これが終わってからアポロンの運営の統括を担っているチーフマネージャーはじめ4回生のコメントをこのブログに載せたいと思います.お楽しみに!
 それでは皆さま良いお年をお迎えください.