(詩を再掲:『ソルシコス的夜』)
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雨の街では
夜はすべてのガラスである
口紅で
彩色された
たとえば君
の透明なジェラシィ
または
シャボンの円錐
の上
の金髪の月など
夢は
翼あるガラス
である
遠い
夜の空に
きらめいてる
ガラスの旗のように
純粋
のエスプリ
の結晶
の石竹いろの
アヴェニュをよぎつていく
永遠的なシルゥエット
ひとたばの
音
のなかに
消えていく
手袋など
いつぽんの針
のなかの風
のように
すべての声は
とつぜんに
ちぎれていく
詩集「真昼のレモン」より
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他の4曲は詩がある程度センテンスで読めるのに対して、
木下先生は前書きにて「実験的な作品はなるべく避けて、
曲の音楽面に目を向けてみます。
また「アヴェニュ」「ガラス」といった『1. ELEGIA』『3. 春のガラス』を想起させる単語に対応して、
さらに、『2.奇妙な肖像』
あくまで個人的な印象ですが、『5. ソルシコス的夜』は北園氏の美的センスを存分に味わいつつ、
もちろん実際の演奏者としては大変な部分も多いですが、
※厳密には「中」と「内」
(了)
-定期演奏会情報-
12/24(日) 第55回記念定期演奏会 @神戸文化ホール大ホール
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-過去の演奏が聴けるようになりました-
第53回定期演奏会の第1ステージ(平行世界、飛行ねこの沈黙)
第54回定期演奏会の第3ステージ(嫁ぐ娘に)
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