2019年1月9日水曜日

新年のご挨拶/2019年度演奏会情報


 新年あけましておめでとうございます。この度、神戸大学混声合唱団アポロンの部長に就任いたしました第68期生ベースの川見祐樹と申します。
 昨年12月の第56回定期演奏会に足をお運びくださいました皆様、誠にありがとうございました。昨年は「Joint Concert 2018 -Ars novaを求めて-」や、5年ぶりの出場となった関西合唱コンクール、定期演奏会の相澤先生客演指揮ステージなどを通して貴重な経験をさせていただきました。このような環境で合唱活動ができることに感謝をしつつ、本年もアポロンは精力的に活動して参ります。よろしくお願いいたします。

 さて、ここで今年度の主な演奏会についてお知らせいたします。5月19日には、アポロンの所属する関西学生混声合唱連盟の第50回記念定期演奏会をザ・シンフォニーホールにて開催いたします。各団の単独ステージに加え、六大学合同ステージでは信長貴富先生の委嘱作品を客演指揮 雨森文也先生、客演ピアノ 平林知子先生で初演する予定です。また、関混連顧問の本城正博先生指揮によるOBOG合同ステージも予定しております。どうぞご期待ください。
 6月30日には広島県東広島市の広島大学サタケメモリアルホールにて、広島で活動されている合唱団あるさん、広島大学合唱団さんとのジョイントコンサートを予定しております。アポロンの活動拠点である兵庫・関西を飛び出して、今までアポロンの演奏を聴いたことがない皆様にも私たちの音楽をお届けいたします。
 そして12月14日、今年度の集大成となる第57回定期演奏会では、客演指揮に荻久保和明先生をお招きいたします。昨年の定期演奏会を超えるほど良い演奏会となることを目指し、団員一同精進して参ります。


 今年度の演奏会情報については、随時公式ホームページにて詳細をお知らせいたします。重ね重ねになりますが、本年もアポロンをどうぞよろしくお願いいたします。

神戸大学混声合唱団アポロン
第68期部長
川見祐樹



第56回定期演奏会 終演報告

やや遅くなってしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。
2019年もアポロンをよろしくお願いいたします。
昨年の話にはなりますが、アポロンは2018年12月16日に第56回定期演奏会を行いました。
この定期演奏会をもって卒団した67期生を代表し、旧役員(運営系)よりご挨拶申し上げます。



 2018年度の副部長を務めさせていただきました、藤山佳貴と申します。
 第56回定期演奏会にお越しいただきありがとうございました。今年度は相澤先生を客演指揮としてお越しいただき、客演ピアノとしてお越しいただいた名田綾子先生ご本人が作曲された曲集『希望』を演奏するという大変貴重な経験をさせていただいた演奏会となりました。第一ステージの松下耕先生による民謡アラカルト、第二ステージの千原英喜先生の『マリア・オリエンタリス』を含めて全て日本語によるステージでしたが3ステージともに異なるテイストの音楽であり、演奏会では3つの色をお楽しみいただけたかと思います。
 今年はコンクールに出場したことや例年よりも1ステージ減ったことで、各ステージ・各曲に対して濃い密度で取り組むことができ、団員にとっても良い経験になったものかと思います。これらの経験は決して学生だけでは得ることが出来るものではなく、客演の先生方、練習を含めていつも面倒を見てくださる名誉顧問の斉田好男先生、顧問の大田美佐子先生、発声を見ていただいている各パートのボイストレーナー、OB・OGの方々、日ごろお世話になっている方々の支えがあってこそです。ありがとうございました。
 アポロンは合唱部ではありますが、合唱によって音楽を作り上げる過程で大学合唱団ならではの経験や価値観を得ることができると実感しました。そんなアポロンのすばらしい伝統を引継ぎながらも、2019年も後輩たちが引き続きより良いアポロンにしていってくれると期待しています。
 これからも神戸大学混声合唱団アポロンよろしくお願いします。

神戸大学混声合唱団アポロン
67期副部長
藤山佳貴



 2018年度チーフマネージャーを務めました丸田と申します。皆様には平素より大変お世話になっており、心より感謝申し上げます。
 第56回定期演奏会にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。昨年のこととなりましたが、皆様には非常に熱いご高評を頂き、我々としても「出し切った」演奏会となりました。演奏会の成功も現役団員の努力、並びに陰ながら応援して頂ける皆様のお力添えがあったからこそだと感じております。
 今年一年間の我々役員は団の結束を強くするための取り組みをおおくチャレンジしてきました。
 主にはコンダクターである浜田やサブコンである佐々木が皆が意欲的になるような練習をしてモチベーションを高めていただき、おかげで私も肩に力が入りすぎることなく一年を過ごすことが出来ました。
 夏合宿では、合宿の日数を減らして団員の身体的かつ経済的な負担を軽減することで、効率の良い練習を目指すことができ、コンクールに出場することで団員全員が音楽に真面目に取り組めるという技術面で充実した一年でした。
 今年は天災で依頼演奏が減ったにも関わらず、定期演奏会までに完成度を高めていけたのも、「団員全員で音楽に取り組む」ということが成し遂げた結果だと感じております。
私自身、チーフマネージャーとしてなにも大きなことを成し遂げたわけではありませんが、定期演奏会が終わった後の御来場いただいたお客様の笑顔やお言葉、同級生そして後輩の表情でこの一年間チーフマネージャーという立場でいたことに誇りをもてたと共に、大変に恵まれていたのだと感じました。
 こんなにも素晴らしい後輩たちの率いる次世代からのアポロンも、きっとイキイキとしてとっても素敵に違いありません。
 最後になりましたが、2018年度を牽引してきた67期生は引退となりますが、次世代も、もっと先の世代も、アポロンはずっと良い大学合唱団であり続けますので、どうか皆様末永く応援よろしくお願い致します。

神戸大学混声合唱団アポロン
第67代チーフマネージャー
丸田真理子



 正指揮者を務めていました、浜田道也と申します。定期演奏会に来てくださった皆さま、本当にありがとうございます。
 今年はコンクールに出場するなど、普段とは違ったアポロンになりましたが、団員一同精一杯演奏して、無事定期演奏会を成功することができ、大変嬉しく思います。
 来年はまた素晴らしいアポロンを作ってくれることを今度はOBとして楽しみにしております。来年度のアポロンもどうかよろしくお願い致します。

神戸大学混声合唱団アポロン
第67期正指揮者
浜田道也



 第56回定期演奏会は無事に終了致しました。
 まず、この演奏会に関わってくださった皆様にお礼を申し上げます。この4年間色々なことがありました。ここまで到達できたのは、みなさまの支えがあったからこそだと思います。加えて、67期の絆が深かったことも大きな理由だと考えています。そこで、67期の絆が生み出した成果物をここに掲載し私からの終演報告とさせて頂きます。
最後の定期演奏会
ぼくたち私たちは
卒団します
楽しかった運動会
そんな行事もたくさんありますが
ぼくたちわたしたちは
アポロンに歴史を刻みました
定期演奏会では
はちまきをちゃんと
返しました
もちろん洗濯もしました
そんなことより本番では
腹痛と闘いました
ぜひ私たちの定期演奏会に来てください
頑張ります!
 以上です。4年間ありがとうございました!

神戸大学混声合唱団アポロン
67期部長
手塚義人

2018年10月3日水曜日

2018年夏合宿のご報告


 9月10日~9月14日まで、4泊5日の合宿に行ってきました!昨年までは5泊6日の日程でしたが、今年は10月にコンクールも控えているため効率的な練習と団員の体調を考慮し4泊5日に短縮されました。合宿前は十分な練習ができるかどうか不安な団員もいたとは思いますが、個人的には去年よりもみんなが集中して練習に取り組んでおり有意義で濃厚な時間を過ごせたと感じています。斉田先生も来てくださり、私たちの演奏が大きく成長したのと同時に多くの課題も見つかり、これからの練習へのステップとなりました。
 また、合宿の夜には、一日目は肝試し、三日目はホームコンサート、四日目はファイヤーストームやコンパを行うなど練習以外にも団員の絆を深めるためのイベントが多数企画されました。ホームコンサートではいつも以上にハイクオリティーな有志が披露され、斉田先生にもお褒めの言葉をいただきました。特に、一回生の回混はレベルが高く、成長がみられたのを喜ぶと同時に、上回生も負けていられないと思わせるようなすばらしい演奏でした。
 最後に合宿マネージャーチーフとして一言。合宿先である「ロッジ 万両」の方々には本当によくしてくださり、おかげでスムーズにスケジュールが進み、練習に集中することができました。毎回の食事も本当においしく、ハードな練習の合間の励みになっていました。それから、アポロンの運営の先輩方を含め、合宿の運営を支えてくれたすべての団員には言葉では表せないほど感謝しています。合宿所の方々、各役職の方々、本当にありがとうございました。

69期 合宿マネージャー 竹内涼子

2018年5月29日火曜日

関西学生混声合唱連盟第49回定期演奏会のご報告

こんにちは!
67期チーフマネージャーの丸田です。

先日5月27日、京都コンサートホールにて関西学生混声合唱連盟第49回定期演奏会にアポロン一同出演いたしました。
わざわざ京都という兵庫から遠い地に足をお運びいただきました皆様、本当にありがとうございました。

私たちアポロンは、単独ステージにて千原英喜さん作曲の「マリア・オリエンタリス」(東方のマリア)より「アヴェ・マリア」と「サルヴェ・レジーナ」を浜田道也の指揮で演奏いたしました。
練習の成果もあり、出せる力を存分に発揮することが出来ましたが、まだ各々反省が多く残るステージとなりました。
こちらの曲集を次に演奏する機会は10月にございますコンクールになりますので、それまで精進しなければ……

合同ステージでは本山秀毅先生の指揮、船橋美穂先生・船橋茉莉子先生の親子によるピアノ連弾で松本望さん作曲の「二つの祈りの音楽」を演奏いたしました。
なんとこのステージ、入部したての1回生が3人も乗っておりました!すごい…!
激しい祈りの音楽と崇高な祈りの音楽を本山先生の巧みな指揮で表現いたしました。
総勢200人による圧巻のステージでしたが、我々67期がこの瞬間に居合わせることが出来るのがもう最後だと思うと感慨深いものがありますね。

次回のKKR定期演奏会は第50回の大変大きな節目を迎えます。
ステージの中にOB・OGによる合同ステージもあり、先程感慨深くなってしまったのですがあの感動をもう一度味わえるようです。OB・OGの皆様、来年はステージ上でお会いしましょう!

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続きまして、次回演奏会のお知らせです。
KKRが終わっても気を抜くことなく練習に励んでいる日々ですので、ぜひとも足をお運び下さい。

♪第55回兵庫県合唱祭♪
於 東リいたみホール
6月10日(日) アポロンの出演は18:10です!
曲目は松下耕さんの「大漁唄い込み」です。
1回生のほとんどはこれが演奏会デビューです!

♪Joint Concert 2018 -Ars novaを求めて-♪
於 長岡京記念文化会館
7月1日(日)  開場14:15  開演15:00
G.U.Choirさん、同志社混声合唱団こまくささんとの三団合同ステージとなります。
チケットのお求めは団員、もしくはアポロンのHPのリンクからお願い致します。
 ※OB・OG会員の皆様※
この演奏会ではOBカードでの入場が可能となっております。
1枚のOBカードで1名様ご利用できますので、当日OB会専用窓口までお越しください。チケットとお引き換えさせていただきます。

皆様の御来場お待ちしております!


チーフマネージャー  丸田真理子

2018年3月20日火曜日

2018年春合宿のご報告

私たちアポロン67期~69期は、新体制となって初めての合宿に行ってまいりました。
以下、春合宿チーフより、春合宿のご報告です。
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2月27日~3月2日に、3泊4日の春合宿に行ってきました!♪(=◇=*)

行先は淡路島ー!「国立淡路青少年交流の家」です!
海がきれいで、ご飯も美味しくて(しかもバイキング)、広々とした施設で、とってもいいところでした!

新体制になってから初めての合宿だったため、「初志貫徹」を目標に、よりいっそう気を引き締めて練習に励みました。

練習は毎日みっちりありましたが、もちろんそれだけではありません!

2日目は、体育館のような場所を使ってレクリエーションをしました!
パート対抗で、体や頭を使ったいろんなゲームをしました。
「みんな一日練習して疲れているはずなのにどうしてこんなに元気なんだ!」と思ってしまうほどとっても盛り上がって、本当に楽しかったです!
ちなみに優勝したのはわれらがソプラノでした☆⌒(*^-゚)v

3日目の夜は、毎回恒例ホームコンサートを行いました!
歌いたい歌がある人たちや、一緒に何かをしたいメンバーが集まって、合唱曲はもちろん、アカペラや楽器の演奏、バレエなどを披露するものです。
今回も、かっこよくてハイクオリティーな発表ばかりでした!
これは体験ツアーのホームコンサートも楽しみですねー‼(*>ω<)o

とても楽しく、有意義な合宿になりました!
最後に、この合宿を支えてくださった、「国立淡路青少年交流の家」の職員の皆様、そして各役職の方々、本当にありがとうございました。


新2回生 合宿マネージャー 田代愛佳

新体制のご挨拶


こんにちは。
今年度の更新が大変遅くなってしまい申し訳ございません。2018年度部長を務めます、第67期生部長の手塚義人と申します。

昨年度は皆様に支えられ記念定期演奏会という節目を迎えられました。改めて感謝申し上げます。
昨年度の記念定期演奏会で66期生は卒団を迎え、67年度の新体制がスタートしました。

ご報告という形になってしまいましたが、1月13日には南須磨公民館様の御依頼で招待演奏を行いました。新春コンサートということでまだ寒い時期でしたが春にふさわしい曲を何曲か演奏させていただきました。

また、2月27日から3月2日にかけて、国立淡路青少年交流の家にて春合宿へと行ってまいりました。詳しい報告は合宿マネージャーの方からありますので、どうぞご覧下さい!
団員全員が怪我なく健康に合宿を終えることができ、大変安心致しました。

上記のように新体制になってから積極的に活動しておりますが、今年度はさらに新たな段階へと挑戦して参ります。
技術力の向上と更なる団結を目的として、10月に行われます全日本合唱コンクール関西大会へ出場致します。
関西はレベルも高く、その中で戦うのは厳しいものがありますが、もちろん全国大会を目指して挑戦して参りますので、どうか応援よろしくお願い致します!

それでは、以下今年度の活動予定報告です。

2018年5月27日、京都コンサートホールにて、第49回関西学生混声合唱連盟定期演奏会が開催されます。今年の合同ステージ客演指揮には本山秀毅先生をお迎え致します。
また、2018年7月1日、長岡京記念文化会館にてG.U.Choirさんと同志社大学混声合唱団こまくささんとのjointコンサート2018-Ars novaを求めて-を開催致します。合同ステージにはつい先日G.U.Choirさんが初演を致しました曲をさらにパワーアップさせたメンバーでお送りいたします。

そして、2018年12月16日(日)に今年度の集大成となります第56回定期演奏会を東リいたみホールで開催いたします。
今年度の大きな挑戦にむかって、団員一同一所懸命に取り組んでまいります。是非とも御来場くださいませ。

それでは、2018年度のアポロンもよろしくお願い致します。

第67期部長 手塚義人

2018年1月17日水曜日

第55回記念定期演奏会 終演報告

少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。私たちアポロンは、昨年の12月24日に第55回記念定期演奏会を開催しました。
本定期演奏会の終演をもって、66期生はアポロンを卒団しました。卒団した団員を代表して、運営系四役からご挨拶申し上げます。


2017年度神戸大学混声合唱団アポロンの部長を務めておりました、66期ベースの本田卓也と申します。
 私たち神戸大学混声合唱団アポロンは去る1224日に神戸文化ホール大ホールにて第55回記念定期演奏会を開催いたしました。OBOGの皆様を含め当日は多数のお客様にご来場下さり大変光栄に思います。
 私たちはこの定期演奏会の成功を1年間の目標としてこれまで活動を行って参りました。これまで培い養ってきたものを、この演奏会で存分に発揮し1年間の集大成に相応しい最高の演奏を披露できたこと大変うれしく思います。またこの演奏会が開催できましたのも、顧問の大田美佐子先生、名誉顧問の斉田好男先生をはじめ様々なご指導いただきました諸先生方、OBOGの皆様、アポロンがお世話になりました全ての皆様の温かいご支援の賜物であります。団員を代表して感謝申し上げます。
2017年度、アポロンでは様々な演奏を披露してまいりました。4人のソリストやエレクトーン、ピアノを加えた壮大な演奏を行った定期演奏会はもとより、他5団体の人達と共に1つのステージを作りあげたKKR定演や、これまでアポロンで演奏することは無かったシアターピースを扱ったジョイントコンサート、そして地域公民館での訪問演奏などこれらの経験は我々にとってかけがえのない宝となり、これからも心に根差していくことでしょう。
 最後になりますが、本年度アポロンの活動を応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます。2018年度、神戸大学混声合唱団アポロンは新たに70期生となる団員を加えさらなる飛躍を遂げ、より素晴らしい演奏を皆様にお届けしてくれることだろうと確信しております。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
神戸大学混声合唱団アポロン
66代部長
本田卓也



2017年度の正指揮者を務めました重岡昂です。
55回記念定期演奏会にお越し頂いたみなさま、誠にありがとうございました。今年は"記念"にふさわしいボリュームのある演奏会とするべく企画して参りましたが、諸先生方のお力添えなしでは成功し得ませんでした。名誉顧問の斉田先生には第四ステージの客演指揮をして頂き、的確で熱のこもった指導で我々を引っ張ってくださりました。顧問の大田先生には、練習場所の確保等、我々が困難に面した時には様々な形で応援して頂きました。そして客演して頂きました内藤先生、大島先生、亀井先生、またソリストとして出演頂きましたボイストレーナーの植田先生、山田先生、井澤先生、武久先生に対しても、感謝の念に堪えません。誠にありがとうございました。
また、これほど豪華なステージ・演奏会は、OBOGのみなさまのご支援あってのものでした。みなさまの暖かい応援に心より感謝申し上げます。これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
年度は変わって新体制となりましたが、既に練習や依頼演奏を行うなど、後輩達は歩みを進めております。一緒に演奏会を作ってくれた頼もしい彼らなら、きっとこの先も力強く活動してくれるだろうと確信しています。
改めて、みなさま本当にありがとうございました。

神戸大学混声合唱団アポロン
66期正指揮者
重岡昂



いつもお世話になっております。2017年度チーフマネージャーを務めておりました、高橋悠介です。
 先日の第55回記念定期演奏会にはOBOGの方々をはじめ、たくさんのお客様に足をお運びいただきました。この場で改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 この度の定期演奏会は、55回という節目の年を迎えるということで、「記念」定演にしたいという考えがまず生まれ、そこから「記念」という言葉にふさわしい演奏会にするためにはどうすればよいのかを考えなくてはなりませんでした。私たち運営系は入念な話し合いを重ね、いろんな案を出し合ってその「記念感」を模索する日々を続けました。そんな中、アポロンの名誉顧問である斉田好男先生のお力添えで、客演指揮に斉田先生を、客演ピアノに内藤典子先生と客演エレクトーンに亀井杏菜先生、そして客演ソリストにアポロンのボイストレーナーの先生方をお迎えして、ブルックナーの名曲「Te Deum」を第4ステージにて演奏することが決定しました。4名のソリストを迎えるステージを私はアポロンの定期演奏会で経験したことがなく、しかもそれがすべてアポロンのボイストレーナーの先生方であることに衝撃を受けました。それと同時に、このステージならば「記念」という言葉を象徴してくれるものになるだろうという期待感を持ちました。本当に斉田先生のお力添えなしでは成し得なかったステージですので、斉田先生には感謝してもしきれません。
 また、今回の定演は第51回定演ぶりに、チケットを有料にいたしました。これは、「団員が一年間必死に自分たちの時間を注いで練習した曲の演奏会には、価値があって然るべきだ」という考えの下、運営系で決定したことです。ホールの料金が上がったり、情報宣伝の際に気軽にチケットを配ることができなくなったりと、入場料を取る弊害はいくつかあったのですが、それでも、「お金を払ってきていただくのだから、そのお客様を失望させないように精一杯練習しよう」という団員の練習へのモチベーション向上につながったり、お金を払ってチケットを買ってくださった方は実際に演奏会に足を運んでくださりやすくなったりして、多くのメリットもありました。そして、当日たくさんのお客様に有料ながらもチケットを購入していただきました。お金を払ってでも演奏を聴きたいと思っていただけることが実感でき、じんわりとした感謝の気持ちが生まれました。
 他にも、ホームページ上でチケットを購入できるシステム(ウェブチケット)を今回採用しました。これは、7月初めにアポロン・京都大学音楽研究会ハイマート合唱団・淀川混声合唱団の3団で行ったジョイントコンサートにて採用されたシステムを、定期演奏会でも取り入れたものです。実際に、10数名の方がこのシステムを通してチケットを購入してくださりました。本当にありがとうございます。
 以上の試みを実行に移すまでに、多くの時間と労力をかけて協議しましたが、一筋縄ではいかないことも多々あり、艱難辛苦いたしました。しかし、有能な同級生や後輩が主体的に動いてくれたおかげで、提案を実現させることができました。彼らには尊敬と感謝の意を表したいです。
 チーフマネージャーは名目上定期演奏会実行委員の長であるらしいのですが、後輩の皆は指示を与えられて動くのではなく、自ら思考し、自ら他の役職に働きかけ、仕事を遂行していたように思えたため、私はただ彼らを見守る立ち位置にいさせてもらっていました。特に、定演役職チーフの皆は非常に頼もしかったです。66期生が卒団したあと、彼らがアポロンの歯車となり有機的にアポロンを動かしていってくれるだろうと期待しています。
 最後に、このブログをご覧になっている皆さまにおかれましては、引き続きアポロンの活動へのご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます。
 
  神戸大学混声合唱団アポロン
 66期チーフマネージャー 高橋悠介



2017年度神戸大学混声合唱団アポロンの副部長を務めさせていただきました、鵜崎真妃と申します。第55回記念定期演奏会には多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
運営系として日々活動に取り組む中で、アポロンのあるべき姿はどのようなものなのだろうかをことあるごとに考えてきました。私たちはアポロンの団員である前に大学生であり、学業を最優先にすべき立場です。各人が様々な事情を抱えながら、その中で週3回の本練習に参加するだけではなく、70人もの団員を抱える大きな団体の運営にあたって必要な仕事を分担してこなし、空きコマに部室で個人練習をこなすことは決して楽なことではありません。対外的には、アポロンは関西でも有数の規模を誇る大学合唱団であり、合唱界においてそれ相応の存在感と責任をもつ団でもあります。そんなアポロンが目指すべきはどのような団なのか、自分の中ではなかなか答えがみつかりませんでした。今まで伝統として引き継がれてきたことをそのまま運用するのではなく、日々変化するアポロンを取り巻く環境に適応しながら進んでいくことは決して簡単なことではなく、上手くいかないことの方が多かったように思います。それでも、自分にとって目指すべきアポロンの姿を考え、見据え、それに向けて一運営系としてまた一歌い手として取り組んできた一年間は、私にとってかけがえのないものとなりました。
アポロンでは、毎年12月の定期演奏会を一年間の集大成として位置付けています。歌についてはもちろんのこと、練習の計画、演奏会の運営、日々の団の運営、各個人の勉強や私生活とアポロンの両立など、全団員のアポロン生活の集大成です。17年度アポロンの一年間の「集大成」を、お越しくださったすべての皆様に感じていただけたなら、それ以上の幸せはありません。
定期演奏会を終えて、18年度アポロンが活動を始めています。後輩たちがこれまでの伝統を引き継ぎながら、昨年度までとはまた違う新しいアポロンを創っていってくれることでしょう。どうぞこれからも、神戸大学混声合唱団アポロンをよろしくお願いいたします。

神戸大学混声合唱団アポロン
66代副部長/66期ソプラノ
鵜崎真妃

2017年12月23日土曜日

今年一年を振り返って〜部長より〜

昨年12月18日に新体制に移行してから実に1年の月日が流れ、その間に様々なことがありました新入生の加入、関混連定演に合唱祭、そしてシアターピースを行ったジョイントコンサート、3回の合宿など思い返せばきりがありません。
合唱とは関係のない話をします。
私は夏合宿で訪れた大山にて満天の星を見ました。その星の輝きに感動を覚え、今でもその光景は目に焼き付いています。大山の夜は普段聞こえる車の音や人の声などは殆ど聞こえず、代わりに聞こえるのは地面を踏みしめる自分の足音と時折吹く風の音などで、目を閉じればそのまま自然に没入し自らもその中に溶け込むような、そのような心地がしました。
似た経験を私は春合宿でも経験していました。春合宿で淡路島を訪れていたのですが、そこでも星を見に外に出ていました。宿舎が海に面していたため、その際には風の音、波の音、鳥の鳴き声などから地球の鼓動と生を営む生物の魂を感じる、そんな気がしていました。
何の話をしているのかと思われるかもしれません。私は視覚的な話と聴覚的な話しかしていません。感覚を鋭敏なものにしていたとはいえ、私はこのように五感のうちこの二つだけで壮大な経験をした、ということが言いたかったのです。我々が演奏する合唱を聴くにこの二つの感覚が重要なのではないかと思っています。聴覚は言わずもがな、視覚も合唱では重要なのです。どんな表情で歌っているのかは勿論のこと、目線はどこを向いているか、体はどこを向いているか、方向が統一されている方が視覚的にも美しい。姿勢が良い方が見映えが良い…。
論理の飛躍と申しますか、どうしてこんな話をしたのでしょう…
(気を取り直して)
アポロンは今年度66期生から69期生が所属し活動に励んで参りました。今年の特徴として、合唱に励む一方でアポロン以外での活動や私生活の趣味にも精力的に取り組むなど非常に幅広い視野様々な考えを持つ多様性に満ちたメンバーが集まっていると個人的には思っております。
12月24日に開催します第55回記念定期演奏会は我々の1年の活動の集大成と言えます。このメンバーで活動するのも定期演奏会が最後となります。この非常に個性豊かなメンバーだからこそ今年のステージは成立していると言っても過言ではありません。当日皆様のお越しをお待ちしております。
(了)

アポロンと祝うクリスマスはどんな……?

今日は二本立てです。1ステ、3ステ、4ステとこれまで解説してきましたが、残る2ステについて簡単な紹介を、アルトのパートリーダーさんに書いてもらいました!2サプライズ要素も込めて、ちょっと出し惜しみです。どんなステージなのか、明日を楽しみに!


今回は第2ステージでお送りする曲から特にクリスマスをお祝いする2曲についてご紹介したいと思います。
 一曲目「O magnum mysterium」は直訳すると「おお、大いなる神秘」となり、処女マリアからイエスキリストが生まれたという奇跡の後継を描いています。そのためクリスマスの深夜に捧げられる典礼の曲が原曲となっています。これまでに数多くの作曲家がこのテキストに曲をつけていて、いずれも静かで美しい曲調で、深夜に歌われる情景が浮かんできます。今回はスペインの作曲家であるハビエル・ブストー作曲のバージョンでお送りします。この曲の聞きどころは何と言っても冒頭です。各人が自由に「O magnum mysterium」と歌う声が重なり、徐々に和音を変えながら消えていく様はまさに「神秘的」です。本番では光の演出も加わりますので、ぜひ耳だけではなく目でも神秘を感じていただければ幸いです。

 二曲目「gaudete」は直訳すると「歓べ」となり、こちらも一曲目と同じくキリストの誕生を賛美する歌詞になっています。しかし曲調は一曲目の幻想的から雰囲気くら変わって力強い曲調で演奏されます。この曲も多くの人に編曲がされており、今回はKing's singersのメンバーであるBrian kay の編曲でお送りします。King's singersは男声4人のカルテットということもあり、男声がとてもカッコイイ編曲になっています。特に前半と後半で登場する男声ソロにご注目です!


この記事で一連続いて来た、定演のステージ紹介はお終いです。
それでは明日ホールでお会いしましょう!
(了)

ロマンチストの彼とつれない彼女(後編)

 前編の続きです. 続きを書くのを渋っていたら二か月も空いてしまいました, どんな話だったか覚えていますでしょうか.
 さて, 冬の到来は, こうしたイメージの反転をもたらすだけでなく, ロマンチックな初夏の終わりが逃れようのないものであることをも告げます. 彼が挙げる喜びは一時的な, 儚いものに過ぎないと突き付けるのです.
 Raleighの詩の9行目以下を見てみましょう. 「花はしぼみ、豊かな野原は厳しい冬の前に実りの終わりを告げる.」そして, 13行目以下には美しい贈り物の数々は一緒くたに扱われ (たった二行に押し込められています. 悲しい.) , みな壊れたり枯れたりしてはやがて忘れされてしまうのだと返すのです. この歌詞部をメロディに歌う女声パートの下で掛け合いをする男声パートの旋律は, あまりに無下な仕打ちを嘆くかのようです.
 細々とした解説はここまでにして, 悲しい掛け合いも終わりへ向かうことにしましょう. 21行目から最後までの詩は女声の叶わぬ夢を終わるような, どこか切ないようなメロディーで歌われます. 「もし若さは続くもので, 愛はしぼむことなく, 楽しいことは終わることなくいつも満ち足りているのだとしたら......」(21-22行目) 「あなたの恋人になりましょう.」
 これまでの返しを見てきて, この最後はとても皮肉に映りますね. 永遠なものなんてないのに, どうして恋人になってくれると言うのでしょう? でも明日定演で聴くときには, そのメロディーも相まって切実な思いに聴こえるかもしれません. 実際, そうとも読める返しだと思いませんか?(とても屈折したものではありますが)
    本当のところは全く知りませんが, 自分には作曲者であるJohn Rutterはこの詩を意図してそう解釈し直したように思えるのです. なんだか少しずるい曲解かもしれませんね. でもそんな結末だからこそ, この"Come live with me"は面白い曲だと思います.
 ところで, 明日の本番ではわれらがアポロン男声陣が女声パートと, この掛け合いをします. そう考えると明日が楽しみになってきたりするのではないでしょうか.
 と思うのですが僕だけでしょうか?
(了)

2017年12月15日金曜日

ブルックナーの描く神性(後編)

お待たせしました!前編の続きです。


Te gloriosus Apostolorum chorus,
 Te Prophetarum laudabilis numerus,
 Te Martyrum candidatus Laudat exercitus.
 誉に輝く使徒のむれも御身を、
褒めたとうべき預言者の集まりも御身を、
潔き殉教者の一軍皆もろともに御身をたたえ

再び主題旋律のユニゾンへ。神キリストを賛美するものとして、新たに「使徒」「預言者」「殉教者」が加えて明示され、神への賛美の普遍性が一層強まる。賛美する主体としてのこれらの存在を力強いユニゾンで歌い上げる。執拗にTe(あなた)の語で始まって神を讃える存在を述べてゆく。それぞれの‘Te’は違う拍で入っていき、歌い手には正確にブレスを合わせる必要性。Te Martyrum…では主題ゼグエンツがD-mollに上向し、感情の高ぶりを表す。主題ユニゾン多角性をもって歌い上げることにより、キリストへの思いが一層強めて謳われます。

 Te per orbem terrarum sancta confitetur Ecclesia,
 Patrem immensae majestatis;
 Venerandum tuum verum et unicum Fillium;
 Sanctum quoque Paraclitum Spiritum.
 全地にあまねき聖会は共に賛美し奉る
 御身限りなき御いつの御父を、
 いとたかき御身がまことの御独り子と、
 また慰め主なる聖霊と。

 Te…Ecclesiaでは主題のゼグエンツのユニゾンがさらにEs-durに上向し、神への強い賛美をfffの大音量で歓呼します。‘confitetetur’の語で和音に展開し、EcclesiaでF-mollのIの和音で終結。一転、Patrem…から再びユニゾンに戻るとともに、ダイナミクスがPに。G-mollの厳粛な雰囲気の中で、「御父」「その御父の御独り子=イエス・キリスト」「主なる精霊」を讃えます。すなわち、キリスト教の神の定義・三位一体です。これまでf系でひたすら力強く神を賛美していたのに対比して、p系のユニゾンにより、キリスト教で最も根本的な教義たる三位一体を静かに印象付け、厳かに神への賛美を表現しているのです。(4thステージ技術系である私個人的に、このコントラストがキリスト教義の神秘性が感じられて最も大好きです。)

 Tu rex gloriae, Chiriste.
 Tu Patris sempiternus es Filius.
 御身、栄えの大君なるキリストよ、
 御身こそは聖父のとこしえ聖子。

 この部分は第1曲Te deum laudamusの大きな佳境でしょう。ここから神の呼称が‘Te’から‘Tu’に変わっています。これまで述べてきたひたすら賛美する強い思い、賛美する様々な存在、三位一体の教義などを踏まえ、さらに神を賛美したいという気持ちが高揚し、親近性の高まった呼称となっています。そしてここではじめて直接的にChriste=キリストの名前が呼ばれるのです。神を賛美することとは、すなわちキリストを賛美することである、と。fffのダイナミクスでChri(G♭)→-ste(D♭)のコードで歓呼。

 Tu ad liberandum suscepturus hominem, non horruisti virginis uterum.
 Tu devicto mortis aculeo,aperuisti credentibus regna caelorum.
 世を救うために人とならんとて、おとめの胎をいとわせ給わず、
 死のとげに打ち勝ち、信ずる者のために天国を開き給えり。

 Tu ad liberandum…で受胎告知を重々しい合唱のアカペラで描き出します。さらに、Tu devicto…はキリストの受難です。Tu(あなた) devicto(とげ)をベース先行で、それを追いかけるようにしてテナーがTu devicto aculeoの歌詞を繰り返し歌い、さらに女声がテナーのメロディーに追随してTu devicto mortis aculeoを歌います。ベースの執拗に繰り返されるLowG音や、テナーの跳躍によりキリスト受難の苦痛を重々しく描き出しています。そしてaperuisti…の部分。ひたすらに賛美されたキリスト、受難という死のとげに打ち勝ったキリストは天国を開くことができたと述べています。‘sehr ruhig’=「とても静かに」の指示の下、まずppのアカペラでソプラノ先行→他3パートという掛け合いでこの歌詞を歌うことで静寂の中でのキリストへの祈祷を表しています。そして次はオケ伴奏も加わり、FlとObが奏でる半音階に乗せて、ベース→アルト→ソプラノ+テナーの順で変則的なフーガ形式で同じaperuisti…の歌詞を歌います。

 Tu ad dexteram Dei sedes, in Gloria Patris.
 Judex crederis esse venturus.
 御身こそは、天主の右に坐し、御父の御栄のうちに。
 裁き主として来りますと信ぜられ給う。

 前の変則的なフーガ部分はregna caelorumでtuttiとなりcrescendo。そして再現部となり、fffの大音量のダイナミクスの中で強烈な主題のユニゾンを歌い上げ、キリストを荘厳に賛美し、第1曲が終結します。

 以上がTe Deum第1曲の概観となります。ブルックナーが描き出す徹底されたキリスト賛美の世界観が少しでも垣間見えたでしょうか。ちなみに第2~5曲を簡単にハイライトすると、第2曲 Te ergo は、キリストに思いをはせ犠牲となった殉教者を救ってくださいという祈りを、テノールソロを中心とするソリスト四重唱により静かに歌うアリア。第3曲 Aeterna fac は、神よ、あなたを信じ犠牲となった人々を数えてくださいという懇願をffのダイナミクスの中、D-mollのテンションコードで執拗に叫び続ける、半ば狂気ともいえるキリスト信仰。第4曲 Salvum fac は、第2曲を踏襲し、ソリストに合唱が加わる祈り。そして終曲 In te Domine speravi では、「In te, Domine, speravi(主よ、われ御身に依り頼みたり)」「non confundar in aeternum(わが望みは永久に空しからまじ)」という内容を、華やかなソリスト四重唱→合唱tutti→合唱フーガ→ソリスト四重唱→合唱tuttiという形式で歌い継いでいきます。クライマックスでは1stテナーのhiGisと2ndテナーのhiAisの全音のぶつかり、ソプラノのhiCのロングトーンなど、声楽的に尋常ではない高音域で展開されています。
 ロマン派宗教音楽の最高傑作Te Deumの中でブルックナーが描き出す神性を、クリスマス・イヴという特別な日に、音楽の神アポロンの名がつく我々の合唱とソリストの方々で歌い上げる時間は、かけがえのないものとなるでしょう。12月24日、アポロン定演にて、こうご期待。
(了)
(混声合唱団アポロン 68期テナー4thステージ技術系・孫指揮者 佐々木純哉)


-定期演奏会情報-
12/24(日) 第55回記念定期演奏会 @神戸文化ホール大ホール
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-過去の演奏が聴けるようになりました-
第53回定期演奏会の第1ステージ(平行世界、飛行ねこの沈黙)
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2017年11月26日日曜日

ブルックナーの描く神性(前編)


 企画記事第3弾です。今度の定期演奏会では第4ステージにブルックナーの代表的な作品である "Te Deum" を演奏します。なかなか難儀ですが、それだけに非常に魅力ある作品だと思っています。
 そんな "Te Deum" ですが、解説記事を孫指揮者(来年度の副指揮者)である佐々木君をお願いしたところ、彼の才覚と情熱溢れるような原稿が返って来、実際に紙面を溢れてしまいました。というわけで今回も分割記事でお届けします!


 アントン・ブルックナー(1824-1896)はオーストリアの作曲家です。10歳頃からオルガン奏者として活躍。30歳頃からワーグナーに傾倒し、本格的に音楽理論の研究を始めます。40歳を過ぎてからウィーン国立音楽院の教授に就任、交響曲の作曲をはじめます。『交響曲第7番』で成功を収め、数々の交響曲を残しつつも、『交響曲第9番』が未完のうちにこの世を去りました。
 ブルックナーは非常に敬虔なキリスト教徒でした。質素な服装、マナー、敬虔なカトリック信仰ゆえに、当時ユダヤ人資本家が推し進める資本主義化・それに伴う社会の変化に危機感をもつドイツ人にとって、古き良き自由主義的改革以前のオーストリア時代を象徴する人間として尊ばれるノスタルジックな存在だったといいます。数々の宗教曲も残しましたが、そのなかでも、今回アポロンが定期演奏会で取り上げる“Te Deum”は、ロマン派音楽における宗教曲の最高峰と言われています。(余談ですが、“Te Deum”が作曲されたのは先に挙げた『交響曲第7番』完成直後で、楽曲の構造、和声感が非常によく似ています。特に、Te Deumの終曲のフーガ部分は、交響曲第7番の第二楽章Adagioと瓜二つなので、気になる方は音源を探ってみてください。)
 Te Deumはキリスト教カトリックのおける聖歌で、テクスト冒頭“Te Deum laudamus”(神であるあなたを我らはあがめます)から、この名称で呼ばれます。その内容は一貫して「キリストへの賛美」です。当時キリスト教を懐疑的にとらえる風潮が広まり、オペラなど世俗的な音楽が熱狂される中で、キリスト教の教義を真正面からとらえた音楽を生み出したことに、ブルックナーの敬虔な精神がうかがえます。
 ブルックナー作曲“Te Deum”は第1曲「Te Deum laudamus」、第2曲「Te ergo」、第3曲「Aeterna fac」、第4曲「Salvum fac」、終曲「In te, Domine speravi」の全5曲からなりますが、今回はTe Deum第1曲「Te Deum laudamus」に焦点を当ててテクストはどのようなものか、そしてブルックナーはそれをどのような形で音楽にしたのかを紹介します。

 Te Deum laudamus: te Dominum confitemur.
 Te aeternum Patrem, omnis terra veneratur.
 神である御身をわれらはたたえ、主なる御身をわれらは讃美します。
 永遠の御父なる御身を全地は拝みます。

 第1曲冒頭のこの歌詞は、合唱の力強いユニゾンで神を讃美する精神が歌われています。このような印象的なユニゾンを通した高い精神性は全曲を通して多用されています。また、各小節第1拍に山型アクセント「^」を、それ以外の音符には通常のアクセント「>」が付けられています。オーケストラ伴奏でパイプオルガンや金管楽器の大音響の中で、神への讃美の歌声が埋もれないように、といった意図でもあるのでしょうか。

 Tibi omnes Angeli, tibi coeli et universae potestates,
 Tibi Cherubim et Seraphim, incessabili voce prochamant:
 すべての天使も、御身に向かい、天とすべての権力がある者も、
 ケルビムも、セラフィムも、御身に向かい、絶え間なく声高らかにうたいます。

 この部分ソプラノ、アルト、テノールのソロ三重唱で歌われます。前の合唱部分でキリストへの讃美を受け、「神を讃美するのは、我らだけではなく、すべての天使、天、この世の権力者など、この世のありとあらゆるものである」ということを述べています。この部分はソリスト同士の掛合い。G-durのコードに始まりますが、ソリストの掛合いの度に相次ぐ転調。キリストへの讃美は、ありとあらゆるものからのものであるということを象徴するかのように。

 Sanctus, Sanctus, Sanctus Dominus Deus Sabaoth.
 Pleni sunt coeli et terra majestatis gloriae tuae.
 聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主。
 天も地も、満ちている 御身の栄光ある御いつに、と。

 ソリスト三重唱から、ふたたび合唱へ。F-mollの静かで不穏な雰囲気。Sanctus(聖なるかな)という言葉は、1回目はピアニッシモで、2回目はピアノで、そして三回目ではC-durの華々しいフォルティッシモで歌われます。Sanctusは神を讃美する象徴的な言葉ですが、その同一の言葉のppからffへの移り変わりは、内なる讃美と、外に発散させるような爆発的な歓喜との対比を見事に描いています
 Pleni sunt…部分はこの曲の最初の盛り上がりです。「天」と「地」という印象的な言葉を、女声合唱と男声合唱の掛合いで描いています。短調のなかで、三和音と七の和音を執拗なまでに鳴らし続け、それを受けてmajestatis…で「あなたの威厳ある栄光が充ち満ちているのです!!!」とキリストへの讃美を力強く歓呼するのです。ハイドンが『天地創造』で短調の単純な和音で「光あれ!」と神が命じる様子を描いたことや、それからC-durの三和音で「光ありき!」と力強く歓呼の合唱をする場面をも思い起こさせます。単純な和音で自然なものではありますが、その自然感覚が鋭敏で、強烈でビビッドな表現へと昇華するブルックナーの素晴らしさが全面に溢れ出ていますね。
後編へ続く)


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2017年11月12日日曜日

ELEGIAの詩と音楽(後編)

前編の続きです。


(詩を再掲:『ソルシコス的夜』)
~~~

雨の街では
夜はすべてのガラスである

口紅で
彩色された
たとえば君
の透明なジェラシィ

または
シャボンの円錐
の上
の金髪の月など

夢は
翼あるガラス
である

遠い
夜の空に
きらめいてる
ガラスの旗のように

純粋
のエスプリ
の結晶
の石竹いろの

アヴェニュをよぎつていく
永遠的なシルゥエット

ひとたばの

のなかに
消えていく
手袋など

いつぽんの針
のなかの風
のように
すべての声は
とつぜんに
ちぎれていく

                     詩集「真昼のレモン」より
~~~

他の4曲は詩がある程度センテンスで読めるのに対して、ソルシコス的夜はやや難解に見えます。
木下先生は前書きにて「実験的な作品はなるべく避けて、リリシズムとシュールな感覚がいいバランスで混在する、私好みの詩を多めに並べてみた」と述べていますが、同曲はどんな位置付けなのでしょうか?

曲の音楽面に目を向けてみます。8分の6拍子の中でのベルトーンは動的な印象ながらも、少しずつ音を変えつつ何度も出てくるため、再現性を印象付けます。
また「アヴェニュ」「ガラス」といった『1. ELEGIA』『3. 春のガラス』を想起させる単語に対応して、それぞれのニュアンスが強調されています。前者はその部分だけ『1. ELEGIA』と同じA-durになりますし、後者は2回ともテヌートが付けられています。
さらに、『2.奇妙な肖像』で頻出するオーギュメントの和音がこちらでも幾度か登場しており、Mysterioso感を際立たせます。繰り返されるベルトーンと共にそのようなイメージが断片的に反芻されながらも、最後はすべて「ちぎれて」いきます。

あくまで個人的な印象ですが、『5. ソルシコス的夜』は北園氏の美的センスを存分に味わいつつ、それまでの4曲を通して描いてきたイメージ・景色が走馬灯のごとくリフレインされる、まさしく終曲と言えるものなのかなと感じています。氏のラディカルな世界観が繊細かつシャープな音楽として表現されたこの曲は、傑作と言っても過言ではないと思います。

もちろん実際の演奏者としては大変な部分も多いですが、定期演奏会では少しでもこの世界観・雰囲気を感じて頂けるような演奏をしたいものです。

※厳密には「中」と「内」はニュアンスが異なるので内包と言うべきでないかもしれませんが、時間の制約上、より適切な表現を見つけきれませんでした。
(了)

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